[[今週のお題]]「子供の頃の夢」


子供の頃は高度経済成長期でしたね。

まだ戦争の爪あとが残り...けっして豊かな時代ではありませんでした。
テレビ・洗濯機・冷蔵庫が三種の神器と呼ばれ、庶民のあこがれの家電製品でした。

それでも頑張れば頑張るほど給料がアップして...生活を豊かにしていくことができた時代でした。
大人たちは必死に勉強して一生懸命働いていましたね。
たとえ今は貧しくとも、頑張って働けば豊かになるという夢を持っていたのです。


当時の私は、「脱脂粉乳」と「肝油」が定番の給食をいただき、「名犬ラッシー(アメリカのTVドラマ)」や「鉄腕アトム」などを白黒テレビで見ながら...豊かさを夢見ていた少年だったと思います。
いつかはアメリカのような豊かな生活がしたい、いつかは鉄腕アトムの時代がくるかもしれないといった夢です。

現状では「アメリカのような豊かな生活」は実現できたようです。
そのためでしょうか...最近は夢を見なくなってしまいました。

子どもは大人を見て育ちます。
「大人たちが将来に夢を持てる社会」にしていかねば...息子の顔を見ながら、自省をこめてそう思うこの頃です。