気になる言葉

「想定外」

東日本大震災ではメディアに多くの地震学者たちが登場し、口々に「想定外」という言葉を使っています。しかし、たとえM9.0であったとしても、地震による被害が少なかったならば...「想定外」などという言葉ではなく、「想定内」と言っていたのではないかという気がしてなりません。

原発事故に関しても、東京電力や政府関係者、大学教授などが、「想定外」を連発していましたが...「ミス」を繕う「言い訳」に聞こえるのは気のせいでしょうか。

そもそも今回の震災では、地震よりも津波による被害が大きかったわけです。実際に、1896年(明治29年)の明治三陸地震津波では最大38.2mの津波が観測されており、10mから20m級の津波が発生することを想定に入れておくべきではないのでしょうか。


この件に関して、ネット上にいろいろな情報や意見などが存在しています。

今回の事態を想定した指摘が、2006年に国会で行われていたようです。
福島第一第二原発事故を予見していた共産党吉井英勝衆院議員(京大工学部原子核工学科卒)の2005-07の国会質問(その3)地震で電源が破壊され冷却システムが機能停止する危険を2006年に指摘するも、政府は「大丈夫」の一点張り マスコミも大スポンサー電力会社に「配慮」して今回起きた危険が指摘されていたのを総スルー: 天漢日乗
東電と国は「想定外」という言葉はNGワードにすべき | Afternoon Cafe

米国の原子力規制委員会(NRC)では、20年前に警鐘を鳴らしていたようです。
福島原発の事故、米NRCが20年前に警鐘-非常用発電機にリスク - Bloomberg


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破局は避けられるか――福島原発事故の真相 ジャーナリスト 広瀬隆|DOL特別レポート|ダイヤモンド・オンライン

「想定外」と「想定しない」は違います...
これって本当に「天災」なのでしょうか。