国家予算


今日のニュースは国の予算に関する話題で持ちきりでしたね。2009年度補正予算は総額14兆6630億円、2010年度予算の概算要求は90兆円超だとか。どこにこんなにお金があるのでしょうか。。。

税収は2009年度当初見通しの約46兆円を割り込むだろうということですので...40兆円の財布から100兆円を支払おうというわけです。当然ですが足りない分は借金をすることになります。

...で、国と地方のの借金総額はというと約800兆円、借金の返済だけで約100兆円もかかるわけで、普通に考えたらすでに破綻していますね。

でもなんとかやりくりできています。これは特別会計というものがあるからです。概算要求しているものとは別立てで総額は377兆円、また積み立て金(埋蔵金)が210兆円あるともいわれています。

そして一般会計と特別会計の重複を除いた214兆円が実際の予算なのだそうです。なんだかとてもわかりにくいですね。

いずれにせよ借金をしてまで予算を組むのですから、目先のことだけにとらわれずに、長期的な観点から実効性のある使い方をしていただきたいものです。もはや高度経済成長は見込めないと思いますが...景気が回復すれば借金は返済できるのでしょうか。。。

2000年前に経済大国カルタゴというのが存在したそうです。この国はローマに滅ぼされてしまったのですが...このことを日本に当てはめて教訓にせよ、という趣旨の話題を提供されている方がけっこういらっしゃいます。かなり極端な話だとは思いますが...歴史は繰り返すといいますので気になる話ではあります。