近つ飛鳥風土記の丘
今日は河南町にある「近つ飛鳥風土記の丘」にウォーキングに行ってきました。
「近つ飛鳥」という地名は「古事記」に記載があるのだそうで...仁徳天皇の難波高津宮からみて、近い方を「近つ飛鳥」、遠い方を「遠つ飛鳥」と名付けたそうです。
「近つ飛鳥」とは今の大阪府羽曳野市飛鳥を中心とした地域をさし、「遠つ飛鳥」とは奈良県高市郡明日香村飛鳥を中心とした地域をさすのだそうです。
仁徳天皇といえば日本の第16代天皇といわれ、5世紀前半頃に在位していたといわれる伝説的な方ですね。お墓は「百舌鳥耳原仲陵(堺市大仙町)」、いわゆる「仁徳天皇陵」だといわれていますね。皇居ですが難波高津宮といわれています。場所は明確ではないようですが、大阪市内に存在したといわれているようです。
京都に平安京が移されたのが7世紀後半頃、奈良の飛鳥京、藤原京、平城京が5世紀後半〜7世紀頃ですので...大阪というのは、ほんとうに古くから都があった地域なのですね。
さて「近つ飛鳥風土記の丘」ですが、この一帯は「一須賀古墳群」といいまして、古墳時代後期(6〜7世紀)に築造された古墳が250近く点在しています。そして広さ29haの公園内に102基の古墳があり、そのうち40基が整備・公開されています。
しかし...古墳といっても山の斜面に横穴があいているだけなのですが...「横穴式石室を持つ円墳」なのだそうです。
この公園ですが、ほとんどが急な斜面の山道です。しかも階段になっていて、とても歩きにくい。健脚向きです。ウォーキングというより軽登山といったほうが正しいのかもしれません。
さて、ウォーキングの後は「大阪府立近つ飛鳥博物館」に...かなり立派な建物で...「日本古代国家の形成過程と国際交流をさぐる」ことができました。
そういえば史跡公園といえば、夏には和歌山市にある「紀伊風土記の丘」に行きました。ここは岩橋千塚古墳群を保存する公園で65haの広さに約430基の古墳がありました。
どうも、今年の我が家は古墳めぐりに力を入れているようですね。
今日は歴史の話題でした。
近つ飛鳥博物館
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