品質のつくりこみ


トヨタ自動車豊田章男社長が記者会見したようですね。


http://www.asahi.com/business/update/0217/NGY201002170017.html
http://sankei.jp.msn.com/economy/business/100217/biz1002171847038-n3.htm
http://www.yomiuri.co.jp/atmoney/news/20100217-OYT1T01196.htm

「売れる分しかつくらないというトヨタ生産方式のおきてを自ら破ったと反省している」
「量の急拡大に追われ、品質をつくり込む人材を十分育ててこなかった」

かなり問題のある発言だと思います。

トヨタ生産方式は製造業の多くの企業でお手本にされています。「ジャストインタイム」、「生産現場カイゼン」、「品質のつくりこみ」など...しかし「お客様第一・品質第一」の考えに基づいた企業活動をしていなかったということを社長が自ら認めたということでしょうか。

http://www.toyota.co.jp/jp/environmental_rep/06/download/pdf/report06_p46_p48.pdf


トヨタでは設計段階で品質つくりこみを行うための「トヨタ式未然防止手法GD3-DRBFM手法」があるはずなのですが...これも十分に実施されていないということでしょうか。。。

開発プロジェクトにおける効率追求とコスト優先が、このことの原因ではないかと思います。

失った信頼をとり戻すのは大変なことだと思います。しっかりと取り組んでほしいものです。